初心者向け講座 エサ編その2

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サンマ・カツオ

青物等々の万能エサ。
青物に対してはイワシと同じ効果。
できれば現場で切り身にしたりするのでなく、事前に用意していきたい。
なぜなら、釣果に差が出るからです。
よく、切り身は新鮮なほうがいい!とかおっしゃられますが、 私としてはどうも納得しません。
新鮮なほうが良いと思われる時は、放流直後で、活性が高く、切り身の皮目がピカピカに光り、
小魚と同じ効果で食わす効果ではないかと思います。
要は、見た目のアピールによるものですね。
また、季節物のほうが油が乗っていいとかも聞きます。
確かにそうかもしれないですが、私は、切り身の場合、釣行前に事前に仕込んで行きます。

三枚におろす

頭を強く抑える

切り身を漬け込む

先ずは三枚におろして、切り身と、その他に分けます。
写真のように、
カツオなどは頭を強く抑えると大量の血が出てきます。
その血を使用して切り身を漬け込みます。
そうすることにより、ハラワタの部分の以外の切り身も
ハラワタと同じように、匂い効果のあるエサに変身するはずです。
その際に、サラダ油等を少量入れることにより、
油の乗った?エサとなりうるはずです。
カツオがない場合は、サバや秋刀魚だけでもいいです。
ハラワタを握りつぶして、そこに切り身を漬け込みましょう。
上記の見た目のアピールと違い、
臭覚によるアピールで魚を誘う事になります。
金銭的なことを言うなら、カツオのガラで血を捕り、
ハラワタと一緒に安いサンマの切り身や、
鶏のレバー等を漬け込んで、
カツオの切り身は食卓へ出せば、奥さんも納得では?
一時カツオが青物には利くよ!と持てはやされたのは、
その物体よりもカツオから大量に出る、
血や油の匂いとしての効果が合ったように思います。
私は現場で切り身を準備する時などは、
筏の上に出しておき、ちょっと腐りかけ?
と思えるぐらいのタイミングで使用します。
アミノ酸の効果で集魚したり、食い気を誘うと思われます。

ハプニングからの発見 ◆禁止行為◆

現場でさばいたカツオの頭や骨のバケツに入れておいたもの(血染めの海水)が、
ひっくり返って筏に落ちた際に、青物が異常に反応して、
いかだ全体の活性が上がり、恐ろしく釣果が伸びたこともありました。
※ あくまでも撒きエサ効果になりますので絶対にしないでくださいね!
でも、血が滴るぐらいに漬け込んだエサを、
手返し良く打ち込むのならば同じ効果がでることもありますよね。
それを聞いた知人が禁止行為とわかっていながら、
真似をしたところ潮の流れを読んでいなかったので、
隣の筏に流れて行き、その筏が爆発したとも聞きました!
知人は指をくわえて恨めしく眺めていただけらしいです、天罰ですね!
※ くれぐれも反則行為だけはやめてくださいね!

その他

プチトマト・みかん・カキ・活けアユ、そのほか数え切れない程のエサを
人それぞれ言われますが、全種類を持ち込むと釣堀料金より遥かに高くつく、なんてこともあります。
狙う魚種や、釣行する場所、季節を考えてある程度絞り込みましょう。
初心者のうちは、そのエサの特徴を十分に理解することも釣果を延ばす秘訣です。
ですから、沢山の種類を持ち込むより絞り込んで魚を狙うのもまた上達への一歩です。

話はそれますが、時にこのような経験もありました。
友人と隣同士で釣っててもお互い当たりエサが違うのです。
活性が高いから何でも食うのではなく、自分にはこのエサが、友人には違うエサが。
試しに交換すると、釣れない、元に戻すと釣れる。
不思議で仕方ない事も起こるのです。

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